
小学生の頃、近所にあった教会に通っていたことがありました。
神様の歌を歌ったり、お菓子を食べたり、キリスト教信者ではなかったのですが、週末ごとに誰でも通えるその教会にお友達としばらく通っていました。
クリスマスのある12月はいつもより教会の中が華やかでおやつには手の込んだドライフルーツの入ったケーキを頂きました。
今ならそれが主を待ち望むアドヴェントの大切なお菓子である「クリストシュトーレン」だったとわかるのですが、当時はただ美味しいね。
と頂いていました。
シュトーレンというパンは馬小屋で誕生した神の御子イエス様が布にくるまれている形をしているそうです。
降臨節である約40日間、薄くスライスして少しずつ食べながらクリスマスを待つのだそうです。
ラム酒に漬け込んだドライフルーツやバターが日を経るにつれてパンに染み込み、だんだんと熟成されていくシュトーレンを楽しむことが出来ます。
食べ物を通じて季節をお祝いする素敵な習慣を幼い頃から繰り返し、大人になってその意味を改めて実感するというのも悪くない気がします。
知らず知らずに食べたシュトーレンの意味を自分は子供たちに説明するのだろうか。
ただむしゃむしゃとほうばる姿を見るだけで充分かもしれません。
小さい頃に感じた気持ちはいつでも新鮮で罪がなく、この思いをいつまでも忘れないでいたいな、と思います。
(1er Decembre 2009, ninnin)