寒い冬がようやく終わりました。硬く眠っていた花々もいよいよ咲き始め、お散歩をするたびに身体中で春の訪れを感じてウキウキした気分になりますね。
毎日通る道に大きな梅の木があります。厳しい冬を越えて徐々に膨らんできたつぼみが、ある日プリッとした真紅の花をつけていました。春の便りをもらった気がして、なぜか懐かしい気持ちになりました。
おばあちゃん子だった私は、春の行事を楽しみに、ひな祭りやこどもの日には和菓子屋さんに行って家族分よりはるかに多い数を買い求め、美味しくいただいていました。そのように育った私は「花より団子」というか「花=団子」というか・・。梅や桜を見ると餡子が食べたくなります。
春限定桜あんぱん。塩漬けにした桜の花と白のこしあんで作られたピンク色の餡がとてもかわいらしいし、大人っぽい。濃い目の緑茶を煎れて桜あんぱんをいただくと、美しい日本の四季が見えてくるようで日本人でよかったなぁとしみじみします。